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■<3月コラム>役員運転手の研修とは何をしたら良い?プロフェッショナルへの道!
企業の専属として働く役員運転手は、社長や役員の送迎を任されています。そして、ほかの社会人と同様に役員運転手にも専用の研修が待っています。ただ、一般的にはどのような研修内容が行われているのか想像がつきにくいでしょう。正しい技術とマナーを身につけるために研修は避けられません。この記事では、役員運転手の研修の詳細について解説します。
1.役員運転手になるためには?
第一種免許以外の特別な資格がなくても役員運転手にはなれます。そのかわり、仕事として車を運転する以上、役員運転手になる条件は設けられています。たとえば「5年以上の運転経験」は無視できないポイントです。なお、運転経験が豊富な人材ほど採用面では優遇される傾向にあります。また、安全運転ができることの証明として「過去3年以上の無事故無違反」もチェックされています。そのほか「車の整備ができる」のも大きいでしょう。役員運転手は社用車のメンテナンスも任せられるので、整備についての知識とスキルを求められます。
2.役員運転手にはどのような研修をするべき?
細かいカリキュラムこそ企業ごとに変わるものの、役員運転手に求められるおおまかな知識やスキルは共通しています。以下、役員運転手の研修で求められる内容です。
2-1.座学研修
主にビジネスマナーを学ぶためのカリキュラムです。役員運転手は、契約先で役員やその秘書とコミュニケーションを取らなくてはなりません。そのため、きちんとしたマナーに基づいた挨拶や名刺交換、電話応対などを求められます。また、役員運転手としての職業意識はもちろん、空港やホテルといった人前での立ち振る舞いも研修で教わります。さらに、座学を通して安全教育研修を受けることも大切です。安全運転への心構えを整え、仕事の大切さを確認するために欠かせない時間と言えるでしょう。
2-2.運転技術研修
役員や社長が快適に過ごせるように、研修期間中には停止や発信、旋回といった基本技術も教わります。自分では問題なく運転できていると思っている人も、後部座席に他者を乗せている感覚が磨かれていないことがあります。運転を仕事にするうえでのスキルと心がけを徹底的に学ぶ時間です。また、停車時のタイヤ位置も研修期間で学びます。停止線に合わせて車を停めるのは、交通ルールにおける常識です。そのほか、さまざまな送迎の状況をシミュレーションしながら研修は進んでいきます。地理感覚や運転手としての総合的なスキルを伸ばしていくためにも貴重な機会となるでしょう。
2-3.マナー研修
仕事として運転をするからには、ビジネスマナーが不可欠です。しかも、役員運転手は社会的地位の高い人を乗せるので、基礎的なマナーよりもさらに高度な対応を求められることがあります。お客さまへの丁寧な接し方からドアサービスまで、マナー研修で習得しなければなりません。また、役員運転は、意図していなくても企業の重大な情報を知ってしまうケースがありえます。守秘義務をはじめとした法律面の知識を研修で身につけることで、違法に情報をもらす行為の危険を理解できます。
2-4.左ハンドル研修
配属された企業の社用車が右ハンドルとは限りません。社会的に成功している社長や役員ともなれば、左ハンドルの高級外車を好んで所有していることもありえます。左ハンドルの感覚が養われていないと、安全にお客様を乗せるのは難しくなるでしょう。そこで、研修カリキュラムには左ハンドル対策も取り入れられています。右ハンドルとの違いを実感し、実務までに練習をすることが可能です。
研修を受け自身の実力を高める
第一種免許さえあれば誰でも役員運転手を志せます。ただし、実際に好んで採用されるのは豊富な経験と高度な技術を持ち合わせている人材です。そのため、40代以上のベテランドライバーが優遇されやすい仕事と言えます。プロの運転手として仕事に就きたいのであれば、しっかりと研修を受けて必要とされる技術やマナーを磨きましょう。
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